2024-2025 品質管理情報
日頃よりNS商品をご利用いただき誠にありがとうございます。
能登半島地震から早いもので、まもなく1年が経過しようとしています。今年は穏やかな、年末年始だったこと感謝致します。昨年は自然災害も多く、生産・製造・物流と苦労が絶えない1年ではありましたが、無事新しい年を迎えることができました。
ニッショクとして”安全・安心”のために、継続して行ってきた取り組みにつきまして、弊社コンプライアンスに則り情報を公開致します。
【工場監査】
前年度は48%が「A評価」、39%が「B評価」だったため、全体評価は下がってしまったが、「D評価」・「E評価」が改善され、A~C評価のみとなった。(C評価は最低ラインではあるが合格ラインとして設定)
半数が平均であるB評価なので、各メーカーにおいて指摘事項を前向きにとらえ改善活動を進めていただけた結果と思われます。
お取引させていただいているメーカー(製造工場)では、ISOやJFS-Bの取得率が高い状況にありましたが、上期に行った工場では、FSSCの取得率が最も多い結果となりました。傾向として、この数年の間で自治体HACCPが終了した都道府県が多く、HACCP導入による衛生管理の入り口としての役目を果たしたともいえますが、今後も自治体HACCPの割合は減少していくと思われます。現在、次のステップとしてFSSC取得に向けて動いている工場も複数あり、今後もより高水準な衛生管理を導入したメーカーの割合が増えると思われます。
【食品検査】
実施総数としては、655検体を実施。概ね計画通りに実施できています。検査結果につきましても良好な結果となりました。約3%の比率で一般生菌数が基準値を1オーダー低い値や大腸菌群擬陽性の結果が出ていましたが、全て公的検査機関における再検査で陰性が確認されています。ただし、自社検査で異常がある商品は同一メーカーであることが多いので、何らかの理由により製造工場の衛生状態が通常より低下している可能性がありますので、工場監査を優先的に行い製造環境改善や衛生管理の向上を促しています。
また、精度管理サーベイ(栄研化学様 主催)において今年も良好な結果となっています。
年間を通して全NS商品を外部に検査依頼を行いますが、こちらも計画通りに完了しています。原料系のアイテムで一般生菌数が通常より多いものもありましたが、2オーダー以上菌数は少なく問題ないと判断いたしました。(表中「再検査」は、ニッショクの自社検査で異常に近いと思われる結果が出た商品を依頼した件数となります)
外部検査においても、安心してご提供できる衛生レベルの商品である裏付けとなりました。
もちろん、自主回収や出荷停止などあってはならないことですが、これは被害拡大防止のための手段であって「安全・安心」の素にはなりません。地道ではありますが、日々の積み重ねで培われていく関係であると考えてます。
今後も、NS商品がご利用者様にとって“安全・安心”の商品であり続けるためにも、品質管理業務の徹底を図ってまいります。
株式会社ニッショク
危機管理本部 品質管理課