物流における2024年問題のカウントダウンが始まっています。ご存じの方も多いと思いますが、2024年問題とは「働き方改革により2024年4月以降、ドライバーの年間時間外労働の上限が960時間に制限されることで発生する問題です。
NS商品を納品先に届けていただいている主要代理店においても様々な対策を講じていますが、ガソリン代や車両にかかる費用も高騰しており、非常に厳しい状況です。
しかしながら、これらの問題と納品される食品の安全・安心は別です。検品時の温度、食品の品質(状態)、賞味期限などルール通りに行われているか、また倉庫保管時に商品が適切に扱われていなくては、顧客からクレームになってしまいます。
そこで、今期4月からニッショクとして「物流INSP(インスペクション)」をスタートさせました。内容は① 商品の入庫、② 保管・倉庫管理、③ ピッキング、④ 出荷前検品、⑤ 配送、⑥ 納品、⑦ その他 の7分類に対し63項目の設問をもとに、代理店の状況確認と改善指摘を行わせていただくものです。まだ、1ヶ月に1代理店のペースですので実績としては多くありませんが、継続して底上げにつなげていきたいと考えています。
※報告書 例
ニッショクの品質管理体制として①川上(上流)の製造を『工場監査』で確認し、②中流の物流から納品までを『物流INSP』で、また③川下(下流)である納品時の状態を『食品検査』で確認することで、納品先にNS商品が届くまでの全ての場面でモニタリングが実施できることになりました。
「万全の体制」とまではいきませんが、これによりクレーム数を1つでも減少させ、お客様にとっての安全・安心につなげられるよう進めて参ります。