対象名称 : 大栄食品株式会社 ( 製造工場 本社工場/岐阜工場 )
製造商品名 : NS商品 13種 (そうざい半製品2種、冷凍デザート 11 種)
総合評価 : 『 本社工場:B / 岐阜工場:A 』
大栄食品株式会社様は、2021年11月にISO22000を認証取得されました。
本商品は、人気の高いカニクリームコロッケになります。
工場入室時には、入念なチェックと確認を行います。現在は、新型コロナの対策もあり、もちろん体温チェックは欠かせません。
また、従業員教育でも何かあればすぐに上長に報告することを徹底的におこなっています。
厳選された原料を手際よく機械に投入。成型・パン粉付けされ急速冷凍されます。
凍結後、X線探知機および金属探知機による異物チェックを行い、袋詰め時には目視による外見不良品や硬質以外の異物がないかをチェックされていました。
重量チェック等、すべての機械チェックを終え、最後は人によるチェックを行い箱詰めし、出荷を待ちます。
基本的なルールは本社工場と同様となります。
調合(加熱混合)以降はパイプラインを通っての製造となります。
ストレーナー・マグネットを通過した後充填しています(異物除去)
充填ラインもアクリルの壁で覆われ、落下浮遊物等の異物混入を防止する工夫がされています。
解凍して食べるときにベストな食感となるよう、工場内で検討し現在の凍結方法に行き着いたとのこと。出来上がりのゼリーの片寄や気泡残りなどが改善されたようです。
製造工程上でも異物混入防止策は講じていますが、最後は金属探知機による最終チェックを行い、万全を期すようにしています。
今回、コロナ禍の中、工場監査実施を受け入れていただきありがとうございました。
ISO22000規格取得後とあって、要求事項に沿った対応がされ、帳票類もすべて記録として残されていました。
気になった点としては、建物の構造です。作業区域によって衛生・非衛生を分けようと努力はされていましたが、複数のラインが同時に流れるため、それぞれのアイテムの受注量によって、交差するラインが発生していましたので、改善をご検討いただけると更に高いレベルでの衛生管理になると考えます。また、1つのアイデアとして、現状従業員の皆さんは終日長靴を使用されていますが、衛生ゾーンではコックシューズに切り替えることを提案しました。(ドライシステム化、従業員の意識向上に向けて)
これからも安全・安心そして美味しい商品の提供をお願いいたします。
(新型コロナウイルス感染防止対策を講じての監査を実施しております。)