今年は、改正食品衛生法により、HACCPに沿った衛生管理の制度化が6月1日より適用となります。
そこで、全国で納品業務に従事していただいている各社に、取り組み状況についてアンケートを実施しました。
一部抜粋ですが、各納入業者様たちの取り組みについて報告いたします。
【 アンケート結果より 】
おおよその納入業者のみなさんは、理解を示し前向きに対応しようとする姿勢がうかがえます。
しかし、③と④を選択した業者様については、再度確認とフォローが必要と思われます。
アンケートの最終回答が3月上旬でしたので状況は変化していると思いますが、徐々にではありますが準備を進めている様子がうかがえます。
また、④を選択した業者様も管轄保健所に問い合わせたり、各業者団体の手引書を参考に取り組みを始めているという返答をいただいています。
ニッショクでは、製造業者様にはHACCPの外部認証取得(FSSC22000、JFS-B規格等)を取引条件として安全・安心の礎としています。
納入業者様への義務付けは現在考えていませんが、自主的に認証取得を目指している業者様が3割強もいらっしゃいました。
【 考察とまとめ 】
6月の改正食品衛生法の本格施行により、原則食品を取り扱うすべての事業者がHACCPに沿った衛生管理を実施することとなります。食品衛生法ではHACCPを導入しなかったことによる罰則規定は明記されていませんが、国の法律ですから「知らなかった」では済まされません。 (明記はされていませんが、HACCP関連以外での食品衛生法違反や都道府県の条例違反による罰則規定適用の可能性は十分あります)
本施行まで2カ月をきり、いよいよ待ったなしの時期に差し掛かっています。新型コロナウイルスの対応でマスク着用が日常の当たり前になっているように、HACCPの衛生管理が業務の中で当たり前になるよう各業者様には進めていただければと思います。
ニッショクとしても、安全安心な食材・食品の提供のため、それぞれの業者様とともに取り組んでいきます。
ニッショク配信資料 「ニッショク旬報 春 ~期限迫る!HACCP制度化について~