令和2年6月26日、農林水産省食料産業局食品製造課より、「令和元年度 食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況実態調査結果」が公表されました。
(実施期間:令和2年1月14日~2月28日、状況の時点:令和元年10月1日現在)
結果の概要は、以下の通りです。
◇ 食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況
「導入済み」22.5%、「導入途中」18.0%、「導入を検討している」21.0%、「導入未定」18.9%、「HACCPに沿った衛生管理を良く知らない」19.7%。
◇ 導入しているHACCPの類型(導入している及び導入途中の事業者のうち)
「HACCPに基づく衛生管理」60.6%、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」39.4%、
◇ HACCPを含む第三者認証の導入状況(導入している及び導入途中の事業者のうち)
「いずれかの第三者認証を取得している」47.2%、「第三者認証を取得していない」52.8%。
・ 受けている第三者認証の種類
「地方公共団体によるHACCP認証」15.5%と最も多く、次いで「FSSC22000の認証」7.9%、「ISO22000の認証」7.6%
・ 今後取得予定の第三者認証の種類
「地方公共団体によるHACCP認証」24.3%と最も多く、次いで「業界団体によるHACCP認証」15.3%、「JFS-Bの認証」9.4%
となっています。
https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kigyo/attach/pdf/200626-1.pdf
ニッショクの取組みとして、お取引いただく工場はHACCPの認証取得を条件とさせていただいています。改正食品衛生法が2018年6月に公布されましたが、「今後HACCPは当たり前の時代になる」ことを前提に、安全・安心のための差別化を目に見える形にすることを目的に条件として決定しました。
現在約180工場ほど取引がありますが、各メーカーのご協力により166工場で既に認証取得が完了しています。( 取得率92.2% 6月30日現在 )
現在未取得のメーカーも、認証取得に向けて取り組んでいただいているところです。
安心を目に見えるようにすることは非常に難しいのですが、今後も安心してNS商品をご利用いただくために努力して参ります。